今中 慎二
ドラゴンズの超精密左腕 今中 慎二
いよいよプロ野球も開幕目前。「プロ野球チームをつくろう!ONLINE」もFebruary Updateで新機能が実装され、さらに深く、楽しくなった。 今回のスペシャルインタビューは、剛速球と抜群の制球力で大活躍した今中慎二氏。 ファンにとっても待望の、黄金左腕の登場だ。 なぜ待望なのか、その理由はインタビューを読むとバッチリ分かる!
ゲームはよくやられるのですか?
- 今中
- 最近はあまりやっていないんですけど、実は「野球つく」は以前、やったことがあるんですよ。
チームを運営しつつ、飛行場をつくったりできるの、ありましたよね?
あれです。左肩を故障して、手術のために入院したときにやったんですよ。
入院生活はヒマやろうなと思って、何かゲームでも持って行こうかなって。
でも肩の手術でしたから、両腕を使うゲームは難しい。片手でも楽しめるのは……と探しましてね。
それでちょうどよかったのが「野球つく」でした。
そうでしたか。お役に立てました?
- 今中
- 結構、やり込みましたよ。一瞬、熱くなって。
自分の好みでチーム編成できるのは面白いですよね。
でもね、あのときはどちらかといえば、儲けに走っていたかな(笑)。
空港とかデパートとか、そっちに投資してばかりいましたよ。
だからチームが強かったかどうかはよく分からないんです。
球団経営はうまくいってたと思うけど……。
では、今回は久々の「野球つく」の世界だったのですね。
空港などはつくれないですが、どんなチームをつくってみたいですか?
- 今中
- 基本的にはバランス重視ですね。
投手力、打撃力などいろいろあるけれど、やっぱりみんな大事ですから。
そういう意味ではバランスが取れたチームがいい。
その中で若い選手を使い続けて、良くしたいですね。
育てたいタイプなのですね。
- 今中
- トレードやポスティングなどができますけど、僕は最初に出たメンバー、
引いたメンバーをどう生かすか考えます。
せっかくスキルというものがあるのですから、それを駆使してね。
ポスティングなんかはお金、ゲームの中ではポイントですけど、
それを積み上げれば、いい選手を集められるでしょう。
でも、それだとなんか、面白くないかなって。
現実のプロ野球みたいになっちゃう。
確かにユーザーも、タイプがハッキリ分かれます。
その中で上位に来るのは、いい選手を集めて、しかも育てるユーザーです。
- 今中
- そうでしょうね。
やっぱり育てたほうが、楽しさがあると思いますよ。
では、どう育てるかですが、今中さんはどういうタイプの投手が好みですか?
- 今中
- やっぱりストレートの速い投手は魅力的ですね。
変化球が巧みな技巧派もいいですけど、実際でも速球派のほうに目がいきます。
それと左投手のほうが気になりますしね。
さっき初期メンバーでオーダーを組んだときも、右より左の投手を選んでいましたよ。
左腕だけで投手陣を組んでみますか?
- 今中
- そこまでのこだわりもないんですけどね(笑)。
でも、現実ではあり得ないチーム構成を試すのもいいかもしれないな。
出場登録した選手の出身地やタイプなどで、いろんなチームカラーもできます。
- 今中
- ええ。それを狙って強化することもできますよね。
まぁそういう意味で言うと、僕なんかはもちろんバランス重視ではあるんですけど、
タイプとしてはローカル球団みたいな感じ。
ただ強ければいいというのではなく、とにかく弱すぎる段階から、
徐々に戦えるチームにするのが面白いと思います。
基本的には選手も地元出身者重視でね。
最近のプロ野球は地元色が薄れていると思うんですけど、
それがあるほうがチームを強くできたときには嬉しいだろうと思いますし。
今中さんは選手を育てるのと同時に、スキル合成にはまるかもしれませんね。
- 今中
- やらなダメでしょうね。
どんどん強いスキルをつくって、どんどん選手につけて。
打線も四番は本塁打を打てるタイプにしたいし、機動力も守備力も鍛えたい。
そこまで育つか分かりませんけどね。結局、全部やってみたいんですよ(笑)。
それが一番の楽しみ方だと思います。大阪桐蔭高の後輩たちを集めるのも……。
- 今中
- それも面白いかもしれませんね。
彼らとはもう随分、年も離れていますけどね。
特に今年は、大阪桐蔭から日本ハムに入団した中田翔選手が注目されています。
- 今中
- 大物っぽいところを見たいですね。
本人が意識しているか分かりませんが、清原さんのような、華々しさを持った選手にね。
性格的にもプロ向きやと思いますし、1年目からどこまでできるかですけど、楽しみですよ。
プロの世界に潰されるかどうかは本人次第で、こればかりは周囲はどうすることもできない。
自分で全部責任を取らなければならないのが、プロと高校との最大の違いです。
そこさえ分かっていれば、大丈夫だと思います。
今中さんも高校からプロ入りで、1年目から一軍へ。
キャンプなどはいかがでした?
- 今中
- 調整法もどれが自分に合っているか分かりませんし、誰を手本にしたとかもないんですけど、
単純に「走る本数も少ないし、早くベテランになりたい」って思っていました。
そうしたら、3年目ぐらいでベテラン組と一緒に調整しろと言われて(笑)。
小松さん、郭さんと別調整で、上がりは早いし、「こんなんでいいんかな?」と思いましたよ。
その中で2年目に10勝、93年には最多勝と、中軸投手の一員となりました。
今中さんが考えるエースの条件は?
- 今中
- 単に勝ち負けではないんと思うんです。
20勝すればエースかと言えば、そうじゃない。
ここ一番で指名されるような、しっかり年間通してローテを守り、しかもそれを何年も続ける投手、
そういう投手こそエースだと思います。
結局、勝ち星はそう自力で挙げられるものではないし、野手をはじめ誰かしらに助けてもらっている。
巡り合わせもありますし、勝敗には運も大事なんです。
もちろん、勝つに越したことはないけれど、その数字よりはどれだけ役目を果たせるかですよね。
実際、今中さんは時にリリーフにも行きましたよね。
それこそがエースだなと……。
- 今中
- 言われるがままでしたけどね(笑)。
ここは落とせないという試合が、年間1、2試合はありました。特に夏場ね。
僕らがリリーフで控えるときは、たいていもつれる内容で、
今日は大丈夫と思っていたら、結局は投げるような展開になりましたよ。
いまは分業制が整っていますから、先発にとっては助かりますよね。
逆に「5回ぐらいでいい」という甘えが出るのは問題なんですけど。
身体も慣れてしまうので、5回ぐらいを過ぎたら、力が出ないようになったりしますし。
さて「野球つくONLINE」では、レジェンド選手でバースら助っ人選手の他に、今後は日本人OBも登場します。
ユーザーのリクエストでは、今中さんが3位でした。
- 今中
- 本当ですか?
上のお二人は?
王監督と野村監督です。
お二人とも現場にいるので、今回は無理なんですけど……。
- 今中
- そうなんですか。
それは嬉しいですね。
ぜひともご登場いただきたいのですが、再現する際に何かリクエストはありますか?
- 今中
- 僕が出られるんですか?
ええ、いいですよ。そうだなぁ、球が速いのも大事なんですけれど、やっぱり制球力ですかね。
現役時代の今中さんは、奪三振が多い上に、四死球、特に死球が少ない投手でした。
- 今中
- 持ち玉は真っ直ぐとカーブにフォークぐらいでしたけどね……。
うん、やっぱり僕の場合は、コントロール重視でお願いします。
- 今中 慎二(いまなか・しんじ)
- 1971年3月6日、大阪府門真市出身。
大阪桐蔭高から89年ドラフト1位で中日入り。
1年目から一軍入りし、翌年に早くも2ケタ勝利を記録。
93年に17勝で最多勝に輝くと、その年は奪三振、完投などでもリーグトップを記録。
選考条件をすべて満たし、沢村賞に輝いた。96年までに6度の2ケタ勝利を挙げるなど、人気・実力ともに欠かせない絶対的な存在となったが、左肩を故障。
惜しまれつつも01年限りで現役引退した。
13年間の通算成績は233登板で91勝69敗5セーブ、防御率3.15。
現在は野球評論家として活躍する。
