栗山 英樹

神宮の杜を沸かせた熱血先生 栗山 英樹

神宮の杜を沸かせた熱血先生 栗山 英樹

新データに更新され、現役選手とレジェンドたちの夢の対決も実現する「プロ野球チームをつくろう!ONLINE」。 今回はこの夢の球界に栗山英樹氏が挑んだ。 スポーツキャスターと准教授、2つの顔を持つ栗山氏は、意外にも「徹夜、徹夜になっちゃう」とゲームにハマるタイプだという。 果たして熱血先生がつくるチームとは?

勝つなら投手とスピード。でも実際に憧れるのは、長嶋さんのような野球です

初期パックで打撃重視を選ばれましたね。

栗山
それが一番勝ちづらいですからね。
すぐ勝てちゃうよりも面白いじゃないですか。
しかし、いい感じで渋かった(笑)。
高橋由伸とか出てくるかと思ったんだけど。

高橋選手はコストが9ですし、ショップでも引くのはなかなか大変なんです。

栗山
そうなんですね。
でも若い選手がたくさん出てきて、これは嬉しいなぁ。
若手選手を起用することで、普段はなかなか見る機会のない選手のタイプ、特徴といったものが伝わる。
顔も覚えられますしね。
実際に使えば愛着も湧きますよ。
こういうゲームができることで、ここから野球を好きになる人も増えるでしょう。
球界にいた者として、本当にありがたいと思います。
僕も最近はなかなかできないですが、昔は随分、ゲームをしました。
というのも、番組などで紹介する機会も多くて、
まずは実際に自分でやってみないと、紹介できませんからね。

ハマっちゃうほうですか?

栗山
もう徹夜しちゃうぐらい(笑)。
だから長続きはしないんですけど、なんとか勝ちたいって思って頑張っちゃうんです。

ならば、なおさら「野球つくONLINE」はオススメですよ。1日15分程度のログインでも十二分に楽しめますから。

栗山
そうですよね。
ゲームによっては技術を上げないと勝てないじゃないですか。
そうすると、時間が取れない人も多いから敬遠しがちになる。
でもこれなら持っている知識を使い、状況を設定してあげれば、あとは選手がやってくれる。
実際の野球と一緒です。だから誰でも入りやすいし、野球ファンを取り込むこともできますよね。

それぞれの理想のチームを試せます。

栗山
面白いですね。
これまで日本球界は、実際にプレーしない人たちを取り込むのが下手でした。
それに比べてアメリカは、球場のスコアボードにある大きなビジョンを使って、
ゲーム大会を開いたりするんです。

さすが、スケールが大きい。

栗山
しかもマイナーリーグでは、3イニングまでビジョンでのゲームで進めて、
4イニングからは本当の試合で続けたことがあるんです。
これを公式戦に組み入れるどうかで、何年か前に揉めたことがあるんですよ。

すごい話ですね(笑)。

栗山
どうしてもやりたいというチームがあったんです。
でも、実際に打っていない、投げていないものを、公式記録にはできないですからね。
それでもゲームが好きな人からしたら、
球場の大観衆の中でビジョンを使ってできるなんて、やっぱり夢だと思うんです。
ゲーム業界をも取り込んだやり方というのは、さすが上手いなと思いました。

「野球つくONLINE」でそういうオールスターゲームが実現したら……。

栗山
面白いでしょう。
いろんなチームの選手が参加するわけですからね。

栗山さんはどんなチームにしたいですか。

栗山
現実の野球では、どの監督さんも口ではこういうチームをという言い方をしますけど、
実際は所属している選手にあわせた野球をやってあげないといけないですよね。
自分のやりたいスタイルではなく、どう選手を生かせるかを考えないと。
そこでも「野球つくONLINE」なら、トレードやポスティングもあるし、
コストなどの規制はあってもある程度、自分の理想をつくることができる。
だから、監督さんがやると面白そうですね。いまとまったく違うチームができるかも。

絶対、公表できないでしょうけど。

栗山
ホントにね(笑)。
そこで僕なら……となるんですよね?
やっぱり勝つためには投手力とスピードがテーマになるでしょう。
でも、長嶋さんが巨人監督時代に目指した野球、これはやはり、一つの夢にはなりますよ。
スター選手が並んでて、すごい強力打線で、サインも出す必要がないぐらいのチーム。
僕は現役時代、そういう選手ではありませんでしたから、やはり憧れはありますよ。

いえいえ、栗山さんもスターでしたよ。では、まさにオールスターチームですね。

栗山
練習しなくても結果が残せるような選手とかね(笑)。
いわゆる天才という選手を集めてみたい。
どんなに努力をしても、この域には届けないなという選手が何人かいますよね。
そういう人たちが集まる面白さは理想でしょう。その理想は持ち続けたい。

どういう選手が天才型ですか?

栗山
定義はいろいろありますが、例えばさっきも名前が出た由伸なんかは、
プロ入りしたときから普通にそのレベルで戦えましたよね。
もう一人、イチローという天才打者がいますが、もしかしたらですけど、
彼みたいな打者は、とことん練習を積めば生み出せるのかもしれない。
しかし松井秀喜にしても、これは努力だけでは生まれないんじゃないかとも思うんです。
僕が思っている天才とは、そういうつくりだせないタイプなんです。

とても興味深いですね。

栗山
すごい成績を残すとかいうのでなく、走攻守すべてのバランス感覚がプロに入ってきたときからすごくてね。
そういう選手にはとても憧れるんですよ。
そして彼らがこの先、どんなものをつくり上げてくれるのか。
それを見たいなと思うんです。

昨年、高橋選手は巨人の一番打者でした。この「沖縄シーサーズ」に加えるとしたら何番を任せたいですか?

栗山
三番が理想です。三番に一番いい打者を置くというイメージが僕の中にはあるので、
誰がいてもそれは変わらないですね。
なぜ三番か?僕はプロ野球の人間ですから、初回に必ず最高の打者をお客さんに見てもらうというのが
大事だと思うんですよ。
でも、三、四番に一番いい打者を置くのが本当にいいのかなと思うこともあるんです。
いい打者順に一番から並べたら、野球はどうなるんだろう。

試してみますか。

栗山
面白いですよね。
でもプロでも実際に誰か、試してほしいですね(笑)。
松井が巨人にいたとき、一番・松井だったら打席数も相当増えたでしょう。
それだと点が取りづらくなるのか、それともいい結果になったのか。
だから野球って、まだまだ考え方の可能性があると思う。
もちろん長い時を経て、いろいろ試した結果、三~五番がクリーンアップってなったんでしょうけれど、
本当にそうなのかなって思うときがあるんです。

高橋選手が昨年、35本塁打打てたのは、一番だったからかも……。

栗山
走者がいると還すことを意識しますが、初回先頭打者なら余計なことを考えず、
フルスイングだけを心掛けて積極的にいける。
精神的にも随分違ったかもしれませんね。

今季はルーキー、若手も話題です。

栗山
ソフトバンクの大場や楽天の長谷部は、力量的にもすぐ結果を残せると思う。
それとは別に、高卒ならヤクルトの由規やロッテの唐川など、
2年目ではヤクルト・増渕、広島・前田健、ロッテ・大嶺……
投げさせ続ければ、結果が伴ってくるんじゃないかと思うんです、高校時代の姿を見てもね。
ですからキャンプ、オープン戦で、彼らがどう力を見せるのか。
特に前田健は、状況次第でブラウン監督も開幕から使うかもしれないですからね。
注目してみたいと思っていますよ。
栗山 英樹
栗山 英樹(くりやま・ひでき)
1961年4月26日、東京都小平市出身。
創価高、東京学芸大を経て84年ドラフト外でヤクルト入り。
1年目から一軍入りし、86年にレギュラー奪取。
シュアな打撃と俊足を生かした堅実な外野守備で人気を呼んだ。
90年のシーズン終了後、30歳前の若さで惜しまれつつも引退すると、スポーツキャスターに転身。
母校・東京学芸大の講師として教壇に立ち、現在は白鴎大の准教授を務める。
7年間の通算成績は494試合で打率.279、7本塁打、67打点、23盗塁。88年には首位打者を争い、翌年はゴールデングラブ賞を受賞。

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